A.Y.

EMCエンジニアとして知識と技術を磨き、
人の安全を守る電池制御システムを開発。

制御システム設計/開発

A.Y.

システム開発部 第2開発室 21G
※部署名はインタビュー当時

2017年入社
電気電子情報学部卒

ものづくりの現場で働く父の姿を見て育ち、幼い頃からものづくりに興味を抱く。大学は電気電子情報学部で、ソフトウェアとハードウェアについて研究し、企業主催の実践授業を通して「人が喜ぶものづくり」を志すようになる。パナソニックに入社後、システム開発部にてシステム評価やEMC評価を担当し、PPESに出向。学生時代に野球部のキャッチャーとして培った視野の広さは、職場で主任を務める今も健在で、EMCチームの先頭に立って開発に打ち込む。

米永 瑛

QUESTION 01

現在の仕事内容や、やりがいについて教えてください。

米永 瑛

私は現在、車載電池の安全制御を行うバッテリーマネジメントシステム(以下BMS)の「EMC設計・評価」を担当しています。EMCは日本語で電磁両立性と言いますが、わかりやすく説明すると、電気・電子部品から放出される電磁波などのノイズが、周囲の機器に影響を与えず、また同時に他の機器から影響を受けず正常に動作する耐性のことです。それを様々な試験で評価するのが私の仕事です。
ノイズは目に見えないものですが、例えばみなさんが持っているスマートフォンからも電波が出ているように、世の中には様々なノイズがあふれています。当社のBMSが搭載される自動車にも、電装品をはじめたくさんの電気・電子部品が使われていてノイズを発しています。BMSは、それらすべてのノイズを想定して対策する必要があります。ノイズの影響でBMSが誤作動を起こすと、車に乗る人の安全を脅かしてしまうため、EMC性能を担保することは非常に重要な役割を担っています。その中で私は、実際に自動車に搭載されるBMSの使われ方に対してお客様と協議を重ね、BMS設計チームと連携しお客様の求めるEMC品質の実現に努めています。具体的には、EMC対策部品の実装提案や、BMSハーネスのノイズ影響が小さくなる配策の提案を行っています。そして、EMC規格に沿った正しい評価手法をお客様に提案し、適切な期間で各種EMC評価を実施し、設計したBMSがお客様の求める品質を満たしているかを確認します。自動車のEMC要件や国際的なEMC規格を満たす製品を開発するのは難しいですが、「自動車に乗る人の安全を守る」という仕事に責任とやりがいを感じています。

米永 瑛

QUESTION 02

社内でスキルアップのための制度や取り組みはありますか?

米永 瑛

PPESではキャリアに応じた研修の受講を推進しているため、安全や技術などに関する社内研修はもちろん、希望すれば社外研修にも参加できます。私自身もこれまでに、担当業務と直結するEMC関連をはじめ、仕事の効率化・自動化やソフトウェア関連の研修などにも参加し、幅広い学びの機会を得ることができました。また、資格取得のサポートもあるので、EMCの国際的な技術資格であるiNARTEや、自動車業界で注目されているサイバーセキュリティ関連の資格取得を目指しています。
人材育成については、会社全体として推進すると同時に、部署やグループ単位でも積極的に取り組んでいます。私がリーダーを務めるEMCチームでも、より良い製品開発に向けた勉強会やレクチャーを適宜開催し、部下から質問を受けたときには、自分で資料を作ったり文献を見せたりしながら、EMCについての知識と理解を深められるようサポートしています。日々進歩する技術やお客様の新たな要求に応えるためには、今後さらにEMCチームのレベルを上げていく必要があります。私もEMCエンジニアとして、さらに品質の高い製品を生み出せるよう研鑽を続けていくと共に、リーダーとしてチーム全体の成長を牽引していきたいと思っています。

米永 瑛

QUESTION 03

PPESの開発職は、どんな人におすすめですか?

米永 瑛

私自身は大学生の頃から、ソフトウェアとハードウェアについて幅広い研究を行ってきました。車載電池のBMSは、まさにこのソフトウェアとハードウェアを組み合わせた開発なので、学生時代の知識と経験が今も役立っています。大学で研究したことを仕事でどのように活かせばいいか、今はまだ具体的なイメージが湧かないという方もいるかもしれませんが、PPESは非常に選択肢の多い職場なので、きっと自分のやりたいことが見つかると思います。
PPESでは、化学・電気・ソフト・回路・システムなど、幅広い分野の人と協力して製品開発を行っています。トヨタとパナソニックからの出向者や、キャリア入社の方など様々な人と出会える職場なので、たくさんの技術や知識を身につけたい方には非常に良い環境です。また、自動車の電動化はCO2の排出削減に繋がり、世界中で問題になっている地球温暖化の解決へと繋がるため、社会に貢献できる開発がしたい方にもおすすめです。

一日の流れ (一例)

  • 8:00

    出社、
    メールチェック

  • 8:30

    チームミーティング

  • 9:00

    業務整理

  • 9:30

    試験データまとめ/打ち合わせ資料作成

  • 11:00

    打ち合わせ(顧客定例/プロジェクト会議など)

  • 12:00

    昼食

  • 13:30

    EMC試験

  • 16:30

    試験結果の解析

  • 19:00

    退社

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