M.N.
12時間かかる作業を3~4分に圧縮。
知識を活かし、全社の効率化に貢献し続ける。
DX
M.N.
要素技術開発部 デジタルエンジニアリング室
データサイエンスグループ
※部署名はインタビュー当時
2022年入社
理学研究科 素粒子宇宙物理学専攻修了(2016年度/博士号取得)
中学時代は生徒会長、高校時代は書道部、趣味は城巡りや美術館、デジタルイラストの勉強と、真面目かつ好奇心旺盛な人柄。その反面、UFOキャッチャーが得意、さらには武道太極拳の師範免許も持っているほどの多彩ぶり。学生時代の研究や研究員だった経験を活かして、PPESでは今までになかったツールをつくり、会社全体の効率を大幅に上げるなど、なくてはならない存在として活躍中。
QUESTION 01
入社のきっかけと、入社後に
携わった仕事について教えてください。
入社のきっかけは、研究や開発で生み出されたものがどのような商品としてお客様の手元に届くかを知りたいと思ったからです。私の研究内容が環境学に近いものだったので、環境問題に貢献でき、今後成長しいく分野として車載用の電池事業に興味を持ちました。PPESの中で私の経験を活かせるデータサイエンスの業務の公募があったので、応募しました。
入社後は様々な部署の困りごとに対し、解析チームとしてできることを提案し、実際に業務で使用できるツールを提供しています。最近では小さな粒子を画像上で分離するために、手作業で行っていることを自動化できるツールを作りました。その結果、元々手作業だと12時間かかっていたものが、3~4分で終わるようになったことでスケジュールに余裕ができ、作業者の負担も軽減されるためデジタル化の強みを社内にもアピールできています。
QUESTION 02
入社後の感想や、
職場環境について教えてください。
前職の研究と違い、納期やスケジュールが明確に決まっているのが印象的でした。今の仕事は、関わる人の人数もアウトプットまでの時間も違うと感じています。
職場環境については、「女性だから」ということは全く関係なく、能力をしっかり見てくれるので、女性ということを気にせずに能力を発揮できる環境です。また、妊娠・出産を経て育児と仕事を両立する場合には、「ワーク&ライフサポート勤務制度」という制度が利用でき、柔軟に働くことが可能です。ワーク&ライフサポート勤務では様々な働き方が選択でき、例えば2時間時短勤務が可能です。デジタルエンジニアという職種はPCとスキルさえあれば在宅勤務で働けるので、妊娠時のつわりのひどい時期や子育て中でも働きやすい職種です。
QUESTION 03
学生にメッセージをお願いします。
これまでに勉強してきた内容や、学生時代の研究経験がすごく役に立っているなと感じています。特に学生時代に学んだ線形代数は仕事の基礎になっており、今とても重要さを感じています。本を引っ張りだして現在も勉強し直しているくらいです。
また、学生時代の研究の進め方と仕事での物の見方や考え方、どうしたらうまくいくのかを思案してアウトプットして、また作って・・・というプロセスにあまり違いはないので、学生時代の研究経験も活かせています。
また、自分の作ったツールがどのように役立つかを事前に考えることが大切です。学生時代は自分で使うためのツールを自分で作るだけで良かったですが、会社では自分以外の人が使うツールを作ることになるので、使い手の利用シーンや目的を考えた上で、現実的な方法を提案する必要があります。これは学生の立場では希薄になりがちな部分なので、今から意識できるとより活躍できると思います。
一日の流れ (一例)
-
7:45
出社、
メールチェック -
8:00
思案しながら
プログラミング -
12:00
昼食
-
13:00
昼礼、
チームミーティング -
14:00
グループ
ミーティング -
15:00
開発部署との
ミーティング -
16:00
業務に役立つ最新知識の
勉強会・共有会 -
17:20
退社
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