TAKAHIRO MATSUSHITA 松下 貴博

みんなの解析業務が少しでも楽しくなるように、
キャリア入社1年目で、講義を開催しています。

DX

松下 貴博 TAKAHIRO MATSUSHITA

要素技術開発部 デジタルエンジニアリング室
デジタルプロセス改革グループ

2022年入社
エネルギー科学研究科 エネルギー基礎科学専攻 熱輸送システム工学分野修了(2019年度)

お笑いや、話すことが好きでチームのムードメーカー。引っ越してから車を買い、それまで興味がなかったドライブに今では毎週行くほど。PPESでは前職での豊富な知識を活かし、講師として知識・知見を率先して共有し、チーム力の底上げに貢献している。解析のプロとしてチームを引っ張りながら、自分に合った働き方で、仕事を全力で楽しみながら活躍中。

松下 貴博

QUESTION 01

仕事で感じる大変さや
やりがいについて教えてください。

松下 貴博

私の仕事は、各工場の製造方法に対して流体解析を用いた評価・改善を行う業務です。不良品が発生している状況を解析で再現し、流体力学の理論や計算結果に基づく解決方法を提案して、良品率の向上やマシンタイム短縮につなげています。従来は試作品を作って実験を繰り返し、設備の最適形状を探る手法がメインでしたが、流体解析によって流れの可視化が可能になり、不良品発生の原因を特定し、理論に基づく改善や最適形状の提案ができるようになりました。現場では提案できなかった対策を自分の技術を用いて立案し、計算通りの結果が実際に得られたときには非常に面白いと感じます。
最近は、機械学習による解析業務自体の自動化にトライしており、さらなる開発の加速につなげたいと考えています。また、チームとして成果を最大化できるよう、自らの知識・知見をメンバーに伝承するために講義をおこない、チーム力を向上させています。

松下 貴博

QUESTION 02

講義をしようと思ったきっかけを
教えてください。

松下 貴博

入社してすぐ、各個人が解析のプロとして活躍しているけれど、流体の理論が活かされていないと感じたからです。問題を解決するためには、解析も実物の試験と同様に様々な条件で計算をする必要がありますが、流体の理論を学ぶことで、より少ない条件で最適な結果にたどり着けるようになります。
また、解析担当者と依頼者のみのやり取りも多く、解析の条件を間違えて依頼者に誤った情報を伝えてしまった場合、解析も試作もやり直すことになります。このようなやり直しを防ぐために、担当者一人ひとりが解析内容をよく理解して正しい結果を伝えられるようにしたい、と思ったのもきっかけです。
少しでもメンバーが解析業務を楽しくできるようになったらいいなと思います。しっかり理解していた方が、絶対に楽しいですからね。会議に参加したときに、私が教えた内容を活かして、解析するための事前情報を自分から集めにいくようになっているのを見て、とてもうれしく思いました。私もソフトの使い方について、詳しい人から教えてもらったりもしています。私たちの組織では、お互いの知識や知見を教え教わり、スキルアップできる風土があります。

松下 貴博

QUESTION 03

松下さんにとって
解析とはなんですか?

松下 貴博

楽しみながら出来ることが増えていくゲームみたいな感覚ですね。解析技術や環境は急激に発展しています。自分が学生時代に計算出来なかった内容も、今のソフトは簡単に出来るようになっているので、新しい技術をどんどん学んで、より難しい内容を、より早く解析できるようになるのが楽しいです。休みの日に好きな動画を見ているときでも、解析のアイデアが湧き出てくることがあり仕事で実践しています。仕事の日も大学院の研究室にいるような気分です。在宅勤務、フレックスタイム制勤務を活用することで、自分のスタイルで仕事をすることができます。イマドキの働き方をしていますね。
受け身だと大変ですが、他メンバーの会議にも参加すると、どのように案件を受けているのか、どのような進め方をしているのかなど、様々なことを学ぶことができます。学生のみなさんも、ぜひ楽しみながら自分に出来ることを増やしていってくださいね。

一日の流れ (一例)

  • 8:30

    出社、
    メールチェック

  • 8:35

    流体解析結果の
    確認・データ評価

  • 11:00

    困りごと相談、
    解析結果報告など

  • 12:00

    昼食

  • 13:00

    実現象を再現する
    流体解析手法の考案

  • 15:00

    休憩

  • 15:10

    流体解析開始(夜間に解析)、グループ内の技術共有

  • 18:00

    退社

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