U.F.
開発からプロジェクトマネージャーに転身し、
重要な新規プロジェクトを推進。
企画・PM
U.F.
事業企画部 事業企画室 企画推進1G
※部署名はインタビュー当時
2020年入社
工芸科学研究科 設計工学域 機械物理学専攻 修了
大学では地震から建物を守る免震・耐震機構の研究を行い、「人の生活を支えるものづくり」の道を志す。今後訪れる車の電動化やMaaSといった、新しい移動の形に興味を抱き、パナソニックオートモーティブシステムズに新卒入社。同年、PPESに出向し、システム開発部を経て事業企画部に異動。趣味は、邦楽ロックのライブ参戦。最近では上司に勧められてギターを始め、部署のメンバーと仕事終わりにスタジオへ行って練習するのが楽しみ。
QUESTION 01
開発系から企画系の部署に異動された経緯を教えてください。
大学は機械工学部で、振動に特化した機械力学の研究室に在籍していました。その学びを活かして、PPESに出向した当初は、システム開発部で機構評価を担当。これは電池モジュールが、車の振動や衝撃に耐性があるかなどを評価して設計に活かす仕事です。
入社から2年目に事業企画部へ異動したのは、社内の有志メンバーが立ち上げた「新規事業企画プロジェクト」に参加したことがきっかけでした。他部署の方たちと関わったり市場調査に参加したりした経験を通じて、より社内外の人と多く関わる企画系の仕事をしたいと思うようになりました。企画系の仕事がしたいと上司に相談したところ、ちょうど現部署の前身となる部署で若手を募集していたこともあって異動が叶いました。PPESは何事にもチャレンジしやすく、年齢や立場に関わらず意見を述べることができ、自分の可能性を広げることができるので、この環境をありがたく思っています。
QUESTION 02
プロジェクトマネージャーは、どんな仕事をするのですか?
最初にプロジェクト全体についての大まかな流れを説明すると、まずは営業担当がお客様の求める製品規格等の要望を受け、企画担当が技術・コスト・場所・納期等さまざまな側面から事業企画を練り上げた後、決裁を経てプロジェクトを立ち上げます。その後、製品の開発から量産化に至るまで、プロジェクトの全工程の進行管理を行うのがプロジェクトマネージャー(以下PM)の重要なミッションです。
例えば新規プロジェクトの場合、まずは新製品の開発や評価を行いながら、生産に必要な設備・施設の準備を並行して進めます。開発のめどが立てば、設備を施設に導入して生産ラインを構築し、設計の目論見通りの製品が現場で作れるか試作を重ねて、ようやく量産化が実現します。PMはそのすべての工程に携わり、中間目標や節目となるマイルストーンを設定しながら、進捗具合の管理、日程や数量の調整、製品原価に直結するお金の管理などを行います。一つのプロジェクトを完遂するためには、約2~3年のロングスパンで数百人規模の社員が関わりますが、その全体の舵取りを任せてもらえるのが、PMという仕事ならではの面白さです。
QUESTION 03
現在担当するプロジェクトや、仕事のやりがいを教えてください。
私は現在、新しい高容量電池の開発・生産を行う新規プロジェクトを担当しています。今は姫路工場に新設されたラインで量産試作を行っており、量産化まであと一歩の段階。姫路で完成したラインを標準として、今後複数基のラインが国内外に立ち上がる予定なので、非常に重要なプロジェクトとなります。
プロジェクトを進める過程では、様々なプロセスの中で多くの課題が出てきます。PMである自分の判断が遅れると、プロジェクトや会社全体にも大きな影響が及ぶため、スピーディーに課題を把握し、解決策を検討しなければなりません。それがこの仕事の難しさであり、同時にやりがいを感じる部分です。特に今手掛けているプロジェクトは、後続のラインの立ち上げにも影響するため、必ず成功に導けるよう責任を持って取り組んでいます。
今後はプロジェクトの拡大と共に人員も増える見込みなので、自分の経験を元にPM業務の標準化を進めたいと思っています。車載電池事業のように、今後数年間にわたって市場が拡大していく業界はあまりないと思いますので、挑戦したい方はぜひ一緒に頑張りましょう。
一日の流れ (一例)
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8:30
出社・
メール処理 -
9:00
メンター業務
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10:00
マイルストーンに向けて
計画検討・準備 -
11:00
生産ライン立上げ課題
作戦会議 -
12:00
昼休憩
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13:00
上司と困りごと相談
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14:00
PMミーティング
(プロジェクトの課題共有) -
15:00
生産計画の確認と調整
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16:30
プロジェクト大部屋活動
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17:00
業務処理(会議内容まとめ、プロジェクト収支試算、資料作成)
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19:00
退社
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